第9回ニッポン・ハイテク再成長させる会

第9回ニッポン・ハイテク再成長させる会スマートシティシンポジウムのダイジェスト版youtube映像

満員御礼

第一部と第二部構成のスマートシティ・テクノロジーシンポジウム

 - 米中ハイテク戦争の未来、スマートシティは新たな国際競争の始まり 「日本最後の砦はデジタルツイン」

・第一部

米トランプ政権は、今までのグローバル世界経済仕組みや国際協調を全面否定したアメリカン・ファーストの政策を取り、それが表面化したのが米中ハイテク戦争である。
この貿易摩擦は、5Gネットワークを活用したインテリジェスのハイテク世界の代理戦争であり、米中のみならず日本や世界の電子産業サプライチェーンにも大きな影響を及ぼしている。
では、トランプ大統領の対中強硬姿勢はいつまで続きいつ軟化するのか?そして、次なるハイテク戦争のトリガーを引くのは何か?それは「スマートシティと量子コンピューター」である。
世界中の関心事は、中国が大規模な景気刺激策をいつ国内外にどう打つのか?中国政府が抱える借金は、日本など先進国の経済大国よりは少なく、自国の経済危機に際してはある程度の財政出動が可能であり、一帯一路とスマートシティは中国版ハイテク・ニューディールとなるとアーキテクトグランドデザインは見ている。
2019年世界経済が大混乱する中、明るい話題が2019年9月3日に日本政府と中国政府間の地方創生に関する協力を強化する覚書を交わしたことを発表され、日本国の未来ビジョン「スーパーシティ」の整備に向け、先行する中国スマートシティと連携を強化し、日中での国内外の共同プロジェクト期待されている。

・第二部

– 地方創生のスマートシティの成功手法は「益田モデルの共築」

米Frost&Sullivan社の予測によれば、2050年までに先進国の市民80%が、新興国でも60%以上が都市部に居住するようになる。人口の都市への集中を支えるためには、資源を最大限有効に活用し、市民の生活コストや時間の節約と、生活の質を向上させるには、都市への最新技術の適用によるデジタル・マネージメント手法、すなわちスマートシティ化が不可欠になる。スマートシティに向けた主要なテクノロジーとしては、AIと、テーラーメイド医療、ロボット技術、自動運転と連動するMaaS、分散型発電、センサーネットワーク構築に最適なLPWAなどを挙げる。これらを中心に、スマートシティ関連の市場規模は世界全体で2025年までに2兆米ドル(220兆円)以上に到達するとしている。

特に、AIは不可欠な技術であり、スマート道路モニタリング、スマートパーキングやスマートモビリティ、スマートグリッド、アダプティブ信号制御、廃棄物管理、介護ロボットなど、幅広い領域に利用させるとする。スマートシティへの取り組みを地域別にみると、アジア太平洋地域特に、中国スマートシティが同地域の50%以上を占め、2025年までに中国経済に対し3200億ドル(35兆2000億万円)規模の経済効果をもたらす。よって、中国との「未来社会創造連携」は極めて重要な日本の国家戦略となる。

地方都市である島根県益田市での一般社団法人益田サイバースマートシティ創造協議会(以下略称: MCSCC)のスマートシティは、①地方のアフター都市に来たるべき2030年の超高齢化社会対応テクノロジーを実装、②日本政府の推進する長寿命化課題となる医療ヘルスケア、③地球規模の気象変動や地殻変動に対応する未来予測型の都市環境モニタリング等の様々な世界最先端プロジェクトをMCSCCとして今回プロジェクトの具体事例を発表する。スマートシティは長期的な展望が必要であり、大小問わず関係する未来へシフトする企業や地方都市が、社会解題にフォーカスすることは重要であり、地方の特殊性を生かしたスマートシティ・プロジェクトを通じて、都市間連携や国家が直面する根本的な課題への対処がリアルに見え、各国政府や企業のアクションの中で、スマートシティ・プロジェクトが重要な位置を占めることになる。日本も今一度、地方再興と自立を促すための未来課題に対応した地方創生「スーパーシティ構想」のグランドデザインを描くべきであろう。

■開催案内
日時:2019年11月6日(水)
シンポジウム:9:25(開場9:00)- 17:30 終了予定
スポンサー企業・自治体による常設展示、デモあり(予定)
(展示デモ開始 12時~13時、ブレイクタイム時)
場所:品川フロントビル B1会議ホール
〒108-0075 東京都港区港南2丁目3-13
TEL 03-5463-9957  URL http://front-c.jp/access/
定員 280名前後
主催:ニッポン・ハイテク再成長させる会
事務局 : アーキテクトグランドデザイン株式会社
後援:一般社団法人益田サイバースマートシティ創造協議会、島根県益田市 熊本県八代市

■シンポジウム参加申し込みのお問い合わせ先は、下記事務局まで

【プログラム】
総合司会 アナウンサー やがら 純子
NHKキャスターなどを経て、現在は主にナレーターとして活動。
またFPとしてマネーセミナーや執筆も行っている。
■9:20~9:25 企業スポンサーご紹介

第1部テーマ:米中ハイテク戦争を日本はどう切り抜けるか?
3人の中国エキスパートが今後の未来を分析・予測し、日本に提言をする。

■9:25~9:30 主宰挨拶 ニッポン・ハイテク再成長させる会 豊崎 禎久
■9:30~9:50 主賓挨拶 衆議院議員 前経済産業副大臣 関 芳弘
■9:50~10:30 中華人民共和国日本大使館公使参事官 夏 鳴九
基調講演(1)「(仮)中国ハイテク未来国家戦略」(逐次通訳予定)
■10:30~11:00 日本ウィングテック株式会社 代表取締役社長 一般社団MCSCC顧問 馮 麗萍(Liping Feng)
基調講演(2)「(仮)中国IoTネットワーク動向と巨大市場を活用した日本への未来ビジジネス提言」
■11:00~ 11:30 株式会社テカナリエ CEO 清水洋治
基調講演(3)「電子機器の製品分解で探る米中ハイテク機器と半導体の真の実力」
■11:30~12:00 アーキテクトグランドデザイン株式会社ファウンダー&チーフアーキテクト
一般社団MCSCC 専務理事 豊崎禎久
講演(1)「益田スマートシティの都市OS戦略と都市間広域連携のスマートシティデータ連携、そして海外展開」

■12:00~13:00 展示会、休憩(昼食は各自)

第2部テーマ:日本に残された最後の未来産業はスマートシティ・テクノロジ、成功のキーワードは「地方創生型の共築」

■13:00~13:30 株式会社フロンティアワン 代表取締役 鍋野 敬一郎
基調講演(1)「デジタルイノベーションを牽引するIoTプラットホーム競争の未来」
■13:30~14:00 公益社団法人益田市医師会 副会長 一般社団MCSCC顧問 松本祐二
基調講演(2)「日本初益田スマート・ヘルスケア推進事業とリアルな地方都市の医療現場の現実」
■14:00~14:30 株式会社MaaS Tech Japan 代表取締役 CEO 日高洋祐
基調講演(3)「(仮)スマートシティとMaaS」
■14:30~14:50 KPMGコンサルティング株式会社 執行役員 パートナー 椎名茂
講演(1)「暗黙知を活用するAIとは~大量の自然言語データをAIで活用する方法~」
■14:50~15:20 一般社団データ流通推進協議会 広報担当理事
一般社団MCSCC顧問 株式会社ウフル ディレクター 杉山 恒司
講演(2)「データ流通が創る未来~産官学民連携で実現するデータ主導社会~」
■15:20~15:40 豊田通商株式会社 エレクトロニクス技術・投資グループ グループリーダー 粟島亨
講演(3)「(仮)未来のスマートシティに活用される量子コンピュータの動向」
■15:40~16:00 一般社団MCSCC 客員研究員 岡村淳、高松伸一
講演(4)「(仮)スマート道路モニタリング事業の可能性」
■16:00~16:20 キュレーションズ株式会社 代表取締役CEO 一般社団MCSCC理事 根本 隆之
講演(5)「一般社団益田サイバースマートシティ創造協議会の活動紹介」

■16:20~17:30 パネルディスカッション モデレーター D4DR株式会社 代表取締役
一般社団MCSCC 顧問 藤元 健太郎
・パネラー
一般社団MCSCC理事 キュレーションズ株式会社 代表取締役CEO 根本 隆之
一般社団MCSCC専務理事 アーキテクトグランドデザイン 株式会社 ファウンダー&チーフアーキテクト 豊崎 禎久
KPMGコンサルティング株式会社 執行役員 パートナー 椎名 茂
一般社団MCSCC顧問 公益社団法人益田医師会 副会長 松本 祐二
一般社団MCSCC OEM会員 株式会社末松電子製作所 代表取締役社長 末松 謙一
一般社団MCSCC 客員研究員 岡村淳

上記プログラム内容、講師は、諸般の事情により予告なしに変更される場合がございます。

■シンポジウムに関するお問い合わせ
ニッポン・ハイテク再成長させる会 事務局
アーキテクトグランドデザイン株式会社 小出貴子(こいでたかこ)
MAIL handotai-saiseichou@a-gd.jp  TEL 03-6459-1995 FAX 03-6459-1996
〒106-0044 東京都港区東麻布1丁目7番地7号 フォレシティ東麻布3階

中華人民共和国日本大使館公使 夏 鳴九参事官とMCSCC専務理事豊崎との記念撮影