令和3年度長崎県管理職向けDX 施策立案講座

日 時:令和4年1月31日(月)13:10~16:15

会 場:本研修はコロナ対策で、オンライン研修となっており、自席での受講も可能。本庁の受講会場は以下。
○本庁・・・大会議室A・B

当日講演の研修資料(資料枚数191枚)は、下記を使用。
※ 研修資料 別途電子ファイルのとおり

【2022年1月31日長崎県職員教育向け講義資料】 Rev.1.1~長崎県がスマートシティの国内トップランナーに立つための実践的研修~ 『都市間連携でデータ共有し、カーボンニュートラルなビックデータ・シティ長崎県の未来を共に創る』

<当日のスケジュール> 日 時:令和4年1月31日(月)13:10~16:15
●県挨拶 13:10~13:13 講師のご紹介等
開催の挨拶 長崎県 企画部 政策監 次世代情報化推進担当 産業労働部 政策監 新産業振興担当 三上様
司会進行 長崎県 企画部 次世代情報化推進室 室長 小川様
講師 アーキテクトグランドデザイン株式会社ファウンダー兼チーフアーキテクト 一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会(MCSCC)代表理事 豊崎 禎久

1.AGD社のスマートシティ・アーキテクトと一般社団法人サイバースマーシティ創造協議会のご紹介(13:13~13:50)
・スマートシティの取組みと活動実績

2.国内先行モデル事例の解説(13:50~14:30)
・プランAの長崎市とプランBの益田市のヒストリー
・課題解決型スマートシティについて
・都市間連携でのデータ共有化について

●休憩(14:30~14:40)

3.地方におけるデジタル実装の推進(14:40~15:15)
・スマートシティを活用したDX戦略の重要性
・デジタル田園都市国家構想の具現化について
・デジタル実装に向けた地方都市への投資について

4. 新産業都市「長崎」の未来の創出に向けて(15:15~15:55)
・長崎県が描く未来の姿は?
・ASEANとつながるビッグデータ開発都市の未来

5.講演終了後 質疑応答(15:55~16:15)

講師:
アーキテクトグランドデザイン株式会社ファウンダー兼チーフアーキテクト一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会(MCSCC)代表理事 豊崎 禎久
講座テーマとキャッチコピー:
~長崎県がスマートシティの国内トップランナーに立つための実践的研修~『都市間連携でデータ共有し、カーボンニュートラルなビックデータシティ長崎県の未来を共に創る』
講座内容:
島根県益田市のスマートシティは、国土交通省「先行モデル」事業採択の国内初の民間主導プロジェクトです。
このスマートシティの特徴は「課題解決型」であることです。従来のスマートシティの多くは、アーバン型が対象であり、テクノロジ・オリエンテッドな取り組みがほとんどでした。このため、多くの取り組みが苦戦しているようです。
一方で益田市は人口がわずか5万人弱、ルーラル・新興国型です。しかし、ルーラルであるからこそ、地域社会の課題を抽出しやすい。
そうした社会課題に対して、最適なテクノロジを選んで適用し、都市間連携でデータを共有化した仕組みを社会実装し、地域課題を解決していく。これがMCSCCの基本的な考え方です。
インドネシアのバリ島EV特区で、質の高いインフラ(エネルギーインフラ)の海外展開として向けた事業実施可能性調査事業にも採択されました。MCSCCのスマートシティ開発は、世界初の半導体階層化開発手法を応用したもので、フィジカルとサイバー空間の親和性が高いのです。日本政府は、地方からデジタルの実装を推進し、データ社会基盤を構築することで新たな産業変革の波を起こし、これによって地方と都市の差を縮めていくことで、世界と繋がる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて大きく動き出します。この構想を具体化するにはためには、デジタル実装する地方都市のへの投資も始まります。
本講演は、長崎県がデジタル・トランスフォーメーション(DX)によって、国内トップランナーの未来都市にJumpupするために、必要なスマートシティ創りの基礎教育の位置づけとなります。



アンケート結果:

①全体の研修プログラムの内容はいかがでしたか

1.大変良かった(10%)、2.良かった(70%)、3.どちらでもない(15%)、4.全く良くない(0%)、5.その他(5%)

1と2の集計合計は80%

~アーキテクト豊崎より全体の研修プログラムの内容に関して管理職の皆様へメッセージ~

・スマートシティに関わる内容のDX教育で全体を通しての8割の数字は長崎県職員の意欲・意識レベルの高さの表れです。

残り2割は関心が無い訳では無く「初歩的な基礎作り」のコースを作り、そこから階段を1段ずつステップさせれば8割が9割、10割になり、これこそが意識改革の自治体DXとなります。

⑨今回の研修で特に興味を惹かれた、参考になった内容について詳しくお聞かせください。

~長崎県集計コメント一部~

・スマートシティにおいてのアーキテクトの重要性、データを集める仕組みの重要性
・DXを進めていく上でアーキテクトの存在が必要不可欠であり、適切な人材を確保することが最重要であると認識した。
・様々な課題をまとめるキーマンが必要であること。
・現場課題を持つ行政と、その解決に向けた専門技術を持つ企業等を結び付けるコーディネーターの必要性。私も常々そう感じていました。
・詳しい専門家が引っ張っていかないと難しそう。
・意識改革、自己啓発
・アジャイル、自分の価値観の破壊
・一歩踏み出す勇気、志を持てる環境、組織体制づくりが必要(益田市での成功 長崎での失敗)
・技術的な話題よりも一歩踏み出す勇気など意識改革の面で有用であった。
・常識にとらわれず一歩踏み出す勇気が必要であること
・「未来を見据えて先手をうっていく」という基本的な姿勢について再認識
・リーダーの決断や周囲の理解が必要
・DX許容度が低いと回答したが、これは自分自身(管理職・リーダーとして)の意識の低さが要因です。早速次の日の長崎新聞に「ながさき半導体ネツトワーク」の記事が出ていたことに正直驚いた。大村、諫早、長崎県の可能性を感じる反面、他県での先行事例も載っており、「先を読む力」の大切さ、難しさも感じた。また、「個」の力、高い意識が大切であることを改めて認識できた。
・スマートシティに関する様々な考え方を知ることができた。
・ビッグデータをどのように活用するかということ。
・データプラットフォームの構築と幅広い活用
・データDX 地場産業のBX
・未来を創るスマシ
・多数コメント他

⑩現在の部署において、DX化で解決できそうな課題・困りごとがありましたらお聞かせください。

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