デジタル松陰塾第45回、第46回

第45回テーマ: 【NVIDIAの前期業績は過去最高更新。今期を占うポイント】
〜AIバブル恩恵、売上高は1,300億ドル超えでTSMCを抜く〜

【第45回デジタル松陰塾】収録日(03/2/2025)

AI要点
この会議では、半導体業界の最新動向と将来の展望について幅広い議論が行われました。主要企業の業績や新技術の開発、AIの応用など、業界の重要なトピックが取り上げられました。また、日本の半導体産業の現状や関連技術の進歩についても言及がありました。

エヌビディアとTSMCの業績
豊崎氏と中島氏は、エヌビディアとTSMCの最新の決算結果について議論しています。両社とも業績は好調で、売上高と利益が大幅に増加しています。エヌビディアの売上高がTSMCを初めて上回ったことが注目されています。AIとデータセンター向け半導体の需要が主な成長要因ですが、中国市場の動向や地政学的な要因により、今後の見通しには不確実性があります。グローバルサウスの新興市場における半導体需要の潜在的な成長も議論されました。エヌビディアの新製品ブラックウェルの売上高が大きく貢献していますが、この勢いがどこまで続くかは慎重に見極める必要があるとの見方が示されました。

 

第46回テーマ: 【ソシオネクストとGoogleが量子コンピューター用チップで提携】
〜両社が設計開発するカスタムチップ(ASIC)とは?〜

【第46回デジタル松陰塾】収録日(03/2/2025)

AI要約
ソシオネクストとグーグルの提携
ソシオネクストとグーグルの量子コンピューター向けカスタムチップ開発の提携が発表されました。豊崎氏によると、ソシオネクストは松下電器産業と富士通の半導体事業部が統合して設立された企業で、画像処理技術に強みがあります。短期的な収益には影響しませんが、5〜10年先を見据えた長期的なビジョンとして重要であり、特にグのパートナーシップが注目されます。

量子コンピューターの現状と将来
この会議セグメントでは、量子コンピューターの現状と将来の展望について議論されています。主な要点は以下の通りです: 豊崎氏は、量子コンピューターが5年以内に商用化される可能性があると述べています。現在はアニール型量子コンピューターが実用化段階にありますが、将来的にはより高度な量子コンピューターの実装が期待されています。 量子コンピューターの仕組みは非常に複雑で、従来のデジタル計算とは全く異なる原理に基づいています。豊崎氏は、量子コンピューターの能力が人間の理解を超える可能性があると指摘しています。 スマートシティの実現には、大量のデータを瞬時に処理できる量子コンピューターが不可欠であると豊崎氏は考えています。特に交通最適化や複雑なシステム制御において、量子コンピューターの活用が期待されています。

量子コンピューターの開発と半導体
この議論では、量子コンピューターの開発状況と半導体業界の動向について話し合われています。主なポイントは以下の通りです: 豊崎氏は、グーグルが量子コンピューターのチップ開発をソシオネクストに委託する可能性を指摘しています。ただし、生産はTSMCではなく別の企業が担当する可能性があるとしています。 中島氏は、ソシオネクストの現状について、売上高が過去に比べて大幅に減少していることを指摘しています。 両者は、日本の半導体産業の衰退について議論し、かつて強みだったデジタル家電向けチップが中国や台湾に奪われたことを指摘しています。 AIによる半導体設計の進展についても触れられ、将来的には人間の介在なしで設計が可能になる可能性が示唆されています。 最後に、光学レンズ技術についても言及があり、ドイツのカールツァイスの技術が日本のレンズ技術の源流であることが説明されています。